BankMaster∺SMART 経営管理の生産性向上

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今一度問う、経営管理(収益管理・ALM)高度化の必要性とそれを実現するパートナー

01“グローバル・インフォメーション・マネジメント”の推進

日本国内では大都市圏への経済集中が進み、同時に他業種からの参入が加速するなど金融競争はますます激化、地方経済の活性化課題は大きくなり続けています。
さらに“金融”のグローバルな繋がりも加速し続けている中、グローバルな情報収集と利活用が重要です。
銀行内で整理され報告される現行のALM情報のみならず、ALM・収益管理に資する情報を能動的に収集・組成し提供する情報収集のイノベーションを実現していきます。

02一層の“グローバル・アセットマネジメント”への対応

現在の邦銀ALMにおいては、ポートフォリオのグローバル化が進んでいると理解しています。
私たちは、様々なグローバルな運用商品に対応した経験を有しており、これからますますグローバル化するALMにおいて、最良のパートナーと自負します。

03最新のUI/UXによる不断の経営トップ層による“アジャイルALM思考”(ALMのDX)

長らく収益管理・ALMの世界は、正しく精緻に計算を行った詳細のデータを、間違いなくお届けする、ということに力点が置かれ、現場の方々の苦労によってその時々に応じた情報の取り纏めを行い見やすくする、ということが“普通”になっていました。
私たちは、その“普通”を打破し、誰もが見たい情報に早くたどり着けることを目指し、全く新しいUI/UXをお届けします。
これにより経営層の方にも、月末の会議を待つことなく、いち早く経営状況を把握可能となり、よりタイムリーに経営の意思決定をしていただくことを実現します。

04経営部門からのクラウド・AIの活用実践

BankMaster∺SMARTはクラウド上で稼働する収益管理・ALMソリューションです。“クラウド”は単なるシステム基盤ではなく、ソフトウェアの集合体として頑健なセキュリティを実現することも十二分に可能な環境であり、また必要に応じてコンピューティングパワーを確保できる柔軟性も有します。
その特性を活かし、銀行内部の預貸金・顧客データと外部のWeb情報を集約した“データレイク”を構築し、そこへ“AI”を組み込むことによりデータの化学反応を産み出すことを経営部門が積極的に実践活用し、新たなシステムデザインへと応用展開していただきたく考えています。

05“社会金融宮大工“を標榜する絶対的なパートナー

弊社は、1996年に著書『スプレッドバンキング』『アーニング・アット・リスク』に記し、それを実現するために創業した企業です。それ以来“新しい銀行の収益管理・ALM”を実現するため、変わらず銀行界に対してこの分野をサポートし続けてまいりました。
いま、この収益管理・ALM分野において、このような新たな取り組みを進めるベンダーは、祖業として中心課題に据えて取り組む私たち以外にはありません。
私たちは、『BankMaster∺SMART』によって収益管理・ALM分野に大きな革新をもたらし、〝社会金融宮大工〟として、これまでのご恩をしっかりとお返ししてまいります。

システム概念図

※上図はイメージです。実際は、サービスの契約状況・クラウドへの接続方法などにより異なります。

BankMaster∺SMARTのコンセプト

BankMaster∺SMARTは、今までご提供してきた収益管理・ALMソリューションである「BankMaster」シリーズを、Microsoft Azureへクラウドリフトアップしご提供する、新しい収益管理・ALMソリューションです。しかし、このクラウドリフトアップはBankMaster∺SMARTの1つのポイントに過ぎません。

BankMaster∺SMARTは、経営管理の世界の生産性を圧倒的に向上します!

BankMaster∺SMARTが圧倒的な生産性向上をもたらすことができる理由は以下の通りです。

1).クラウドの圧倒的な力を活用

クラウドコンピューティングは、データを利活用する上で強力な援軍となります。

  • 最初から巨大なデータベースを構築・確保する必要がなく、必要になった時に必要になった分だけ、データ容量を確保できます
  • 大量のデータ処理を行うコンピューターパワーも必要なタイミングで必要な分だけ

これにより、今までコストが理由で諦めてきた高度な処理を実現しつつも、過度なコスト発生は回避し、コストの最適化を実現します。

またクラウド活用については、セキュリティ面に対する懸念から、今まで進まないことが多くありました。しかし、今回採用しているMicrosoft Azureにはセキュリティを確保するためのソフトウェアサービスが豊富に用意されており、十分にセキュアな環境の確保が可能です。
ついては、経営企画・管理部門からクラウドの利活用を進めていただき、銀行全体での利活用へと発展していただく、モデルケースとしていただけると確信しています。

2).新しいUI/UXの実現

今までの収益管理・ALMといった経営管理ソリューションは、「全てが見られる」帳票やデータ提供によって、情報をユーザーに還元するのが一般的であったと捉えています。
「全てが見られる」ことにより、正確に情報を捕捉していただけることに主眼を置いていたわけです。

しかし、この「全てが見られる」が問題でした。
「全てが見られる」は、真の経営管理システムのユーザーである、経営者(支店経営者である支店長も含みます)の皆様がご覧になるには情報が細かすぎ、見やすい形に纏める、という作業が発生していました。

月末近くに開催される、収益管理委員会やALM委員会といった会議体に向けて、ご担当の皆様は情報を人手で整理整頓し、会議資料を取り纏めますが、その間に情報の鮮度は劣化し、また会議向けにサマリーした情報だけでは、意思決定もしづらい、というのが実状だったのではないでしょうか。

本当に欲しいのは、全体を俯瞰して捉えることができ、人それぞれ細かく見たいところが違うことにも対応した上で、細かく見たいところは細かく見られること。これを両立したUI/UXをご提供します。

これによって、会議資料の作成コストを削減するだけでなく、経営者・支店長(支店経営者)・本部担当者がいち早く同じ情報を見て、経営管理に関するコミュニケーションを開始していただく。
そして、会議ではより突っ込んだ議論や意思決定に繋げていっていただく。これらのコミュニケーションの変革により、総合的に生産性の向上に貢献します。

3).外部データを取り込んだデータレイクによる新たな知見の創造

クラウドの特徴である、データ容量を柔軟に拡張できること、また安価なデータ格納領域を活用し、今までよりも巨大なデータを取り扱えるようになります。
その巨大な「データレイク」に外部データを取り込み、そのデータを利活用することにより、ALM運営や予算達成に向けた営業店活動をサポートし、生産性を圧倒的に向上させます。