一口に“ALM”と言っても、10人いれば10通りの解釈があると弊社は考えています。
それくらい、“ALM”は曖昧な意味を持ち、また様々な要素が複雑に絡み合ったものであると捉えられます。
そのため、非常に理解が難しく、金融機関内部でも一握りの方が携わるだけ、というのが現実ではないでしょうか。
そのような“難しい”ALM、およびリスク管理(計測)業務ですが、日々業務は回さなければなりません。
そういう環境に、前日まで営業店で渉外を担当していた方が着任されて、すぐに業務を、間違いなく、素早く回すことができるでしょうか。
“難しい”概念の業務を回すのは“難しい”では、引き継ぎの難易度も高く、業務の平準化や効率化を図ることが難しくなります。
逆に、業務の『処理手順』だけが引き継がれ、なぜそのような業務を行っているのか、という魂(こころ)が忘れられている。
そんなことはないでしょうか。
弊社の、ALM・市場リスク管理にかかるパッケージは、少なくとも実行しなければいけない“定型業務”を“簡単な操作”で実行することが可能な操作性を確保しています。
一方で、ALM・リスク管理業務は、定型的なシミュレーションやリスク計測のみでなく、その時々の市場環境に合わせて条件を検討したシミュレーション・リスク計測も必要となります。
それらの条件設定の際にも、わかりやすい操作性を確保し、スムーズに業務を遂行していただくことをサポートします。
さらに、各種シミュレーションやリスク計測の条件は、複数の条件を登録することができ、かつそれらを一括で処理することを可能としています。
これにより、複数の前提条件に基づく複数の視点を確保していただき、複層・複眼的なALM・リスク管理という経営管理の高度化を支援させていただきたいと願っています。
※FINCAD® F3 エンジンを使用しています。FINCAD社の利用許諾条件を受諾していただく必要があります。